バランシンスタイルに戸惑う【Myバレエ留学ものがたり#2】
#2 ~ バランシンスタイルに戸惑う ~
先生: 「かかとをあげなさい」
私の頭: ( • • • え???)
レッスン2日目。
センターのスモールジャンプの時に先生が言った言葉が信じられなかった…
周りをみてみるとみんな本当に、
当たり前のようにジャンプから降りたプリエでかかとをあげていることがもっと信じられなかった…!
そして私は、できない...!!
意図的にかかとをあげてプリエをしたことがないので、それだけで ”シンプルな1番のソッテ” が全く別のもののように感じる
かなり頭がこんがらがったけど、
それでもついていこう!と気持ちを切り替えて迎えた3日目は…
さらにえ?!?!?!
なんとこの日の先生は
バーレッスンのプリエからかかとをあげなさいと言うのです!
他にも顔のエポールマン、足腕の使い方、音の取り方…etc
全てが、今まで私が習ってきた / 正しいと思ってきた型にはまらなくて、
一言で表すと”uncomfortable”(心地よくない•やりにくい)
そして3年前、12歳の時に同じプログラムに参加した時にはこんな風に感じなかったのは、今年は更にレベルの高い年上のクラスだから(大半が17歳)、よりバランシンスタイルのダンサーを育てるための指導になってるんだなと思いました。
あぁ、せっかく、来シーズンからの学校入学を認めて頂こう!と張り切って来たのに、
アメリカ出身でバランシンスタイルで育って来た子達の中で目立てない…
もうきっとダメだ...
私だってやりたくないもの!
そんな風に思ってしまい、
レッスン4日目には先生に申し出て、見学 になったのです
スタジオの隅に一人体育座りをして、
クラスメイトと先生をただ眺める私の心は、
ちょうどシアトルの空のようにグレーでモヤモヤしていました。
つづく...
【Myバレエ留学ものがたり】
By Tomoyo / 知世
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